【SONY】ウォークマンの父が警鐘「管理屋の跋扈でヒットが消えた」「技術が分からないトップが就任するとこうなる」

1:2016/05/30(月) 21:21:12.43 ID:

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/16/031800001/052700007/

戦後間もなく発足し、かつては世界に驚きを与え続けたソニーが、今も苦しみ続けている。業績は回復してきたものの、
国内外で圧倒的なブランド力を築いた面影は、もはやない。日本人に希望をもたらしたソニーは、どこで道を誤ったのか。
長くソニーの歩みを見た経営幹部が、今だからこそ話せる赤裸々なエピソードとともに、ソニーの絶頂と凋落を振り返る。
あの時、ソニーはどうすべきだったのか。


連載3回目は、初代ウォークマンを開発した伝説の技術者、大曽根幸三氏。ソニー創業者の井深大や盛田昭夫
と直接やり取りしながら進めたウォークマン開発の秘話や、なぜソニーを始めとする日本の
電機産業が新しいモノを生みだせなくなったのかを、3日連続で語る。今回はその前編。

大曽根幸三(おおそね・こうぞう)氏。
1933年生まれ。56年日本大学工学部卒業後、ミランダカメラに入社。61年にソニー入社。
一貫してオーディオ分野を担当し続け、カセットテープからMDまで、一連のウォークマンシリーズの開発を手掛けた。
89年に常務、90年に専務、94~96年まで副社長。2000年にアイワ会長へ就任。2002年にアイワ会長を退任した。(撮影:北山 宏一)

(中略)
今のソニーの大将である平井(一夫、現ソニー社長兼CEO)さんが率いるソニーは、大曽根さんからはどう見えていますか。
大曽根:ずいぶんとソニーも変わっちゃったよね。みんな、やけに失敗を恐れるんだよ。それぞれの事業を担当する大将がそうなっちゃっているから、
下の幹部も若手もみんな、及び腰になっちゃう。管理屋が跋扈しているから、こうなったんだろね。
おもしろいスローガンを作って盛り上げるとか、遊び心を大事にするとか、そういうのが全くなくなった。
数字で管理されてばかり。それはそれで大事だけれど、成果主義や結果主義が行き過ぎると、人間のモチベーションは落ちて自由な発想なんてできないし、
長いプロセスを経ても作りたいという思いも薄れて、新しいものが出てこなくなるのは当たり前だよ。
荒削りのアイデアでも、技術が分かる専門家ならピンときて、「これはいけそうだ」と分かる。今のソニーにはそういう人がいないから、
ヒット商品がずっと出なくて、二番煎じみたいな製品ばかりが増えてしまった。
大曽根:私はソニーに中途入社して以降、井深さんや盛田さんの近くにいたので、現場に腹落ちする言葉を使って話をする重要性を理解していた。
現場の技術者のモチベーションをいかに盛り上げるかという大切さがよく分かったからさ。井深さんはよく、モノ作りの現場に来てさ、
「次は何を作ろうか」っていうのが口癖だったね。この言葉が、一兵卒の技術者としては嬉しくてさ。
井深さんは、俺のところに来ると「次は何やろうか」ってそればっかり。新製品ができたのでほめてくれるのかと思ったら、
「それはもういいから、さあ次は何だ」ってね。「次々に新しいことをやろうぜ」っていう雰囲気ができてないと、現場もそういう意識にはならない。
そうじゃないと革新的なものが出てこないよね。新しいものを作るのがメーカーなんだから、やはり、そういうトップが必要なんだろな。
しかも何が革新的なのかを、井深さんや盛田さんが自ら考えて言ってくれていたし、現場からのアイデアも遊び心を大事にして聞いてくれた。
トップと現場の技術者が互いに刺激を受けながら新しいものを生み出すことの大事さを、井深さんと盛田さんは次の世代の指導者のために、
あえて見せようとしていたんじゃないかな。
そうやって、次世代のリーダーを育てようとしていたんだろうね。実際に私は2人の姿を見て感化された。だから私も同じことを次の世代にしてあげたいと思ったし、してきたつもりだ。

「大事なのは“社風”じゃなくて“社長風”」
なのになぜ、ソニーは変わってしまったのでしょうか。
大曽根:本当に残念なことで、これに抗うのは難しいんだけど、どうしても会社や組織が大きくなってしまうと、「和」を保ちたがる人が多くなるんだ。
異端や斬新なアイデアを、管理が得意な人が潰していく。
最初から「利益率がどうこう」という話ばかりをして、いくら先行投資をしても時間がかかっても、おもしろいものを作ろうという発想がなくなっていく。
そんな状態では、斬新なものやおもしろいものは何も作れないよ。

 

2:2016/05/30(月) 21:21:20.73 ID:

 そうならないような雰囲気づくりは、井深さんと盛田さんの2人に感化され続けてきたから、私はそれが当たり前だと思ってきた。
だけど時代が変わって組織が肥大化して、変化してしまったのかもしれない。
つくづく思うのはさ、「ソニーには、自由闊達な社風がある」と言われ続けてきたけど、実は“社風”なんてものはこの世に存在しない、ということなんだよ。

あるとすれば、“社長風(しゃちょうふう)”。
社長の考え方をいかに周りの幹部や社員たちに伝えて、感化させていけるのかということが組織の行く末を決めるんだ。
それが今も社風という言葉で言われるけど、突き詰めると会社の社風ではなく、それは社長の生き方や考え方なんだ。
だから私は「社風」とは言わず、「社長風」と言っている。社風じゃなくて社長風が大事なんだ。その証拠に、本当に社風という言い方が正しいなら、
社長が変わっても会社の方針や雰囲気はずっと変わらないはずだろう。だけど実際は、社長が変わると会社の雰囲気が変わってしまう。
ソニーの歴史を見れば分かるでしょ。だから本当は、社長風が正しいんだ。
組織の上に立つ者の哲学や考え方、影響力がいかに甚大か。これは、自分がソニーをリタイアした後に冷静に振り返ると、本当に痛切に感じるんだ。

技術系経営者か、そうではないか
「社風じゃなくて、社長風」とは、さらりと名言を吐きますね。ではソニーの“社長風”が、従来と大きく変わった時期はいつだと考えていますか。
大曽根:出井(伸之、ソニーの会長兼CEOなど経営トップを歴任)さんが社長になって、会社の雰囲気がガラリと変わったよね。
大賀さんは技術屋じゃないが、井深さんと盛田さんの薫陶を受けていて、技術の重要性を理解していた。何より、この技術がものになるかというセンスはあったよね。
ソニーがメーカーである以上、ビジネスのことに精通しているだけではダメで、テクノロジーが理解できないトップはダメだ。
新しい技術に対峙した時に、その技術が使われるであろう、まだ見たことものない世界を想像するには、技術の先読みができないと不可能だから。
技術系が代々の社長をやるというのを今も守っているメーカーがホンダだよね。日立製作所も技術系出身者が歴代社長を務めて、それを守っている。
メーカーにとって重要なことだと思うよ。
でも最近、ほかの自動車会社や電機メーカーでは経済学部や法学部など文系出身の社長が出てきているよね。東芝はその典型例だよ。
ライバルだった日立と東芝で大きく差がついたのは、こういう部分も大きいのではないかな。
業績が過度に傾くと、技術出身の人材がトップに就任して経営再建するということが繰り返されている。金融やメディアなどの分野は別として、
メーカーはトップが技術を理解できるかどうかが重要なんだ。新しい技術が出てきた時、どれに大きく投資するかがメーカーの経営判断では
重要になる。だから新技術を起点に、まだ見ぬ将来像を自分で描けないと辛いでしょう。

「3年で利益の出る技術ならほかも真似する」
大曽根:今のソニーの稼ぎ頭の事業になっているイメージセンサーは、岩間(和夫、元ソニー社長)さんの時代から、すぐに利益が出ないのに投資を
しっぱなしだったんだから。開発を始めた当時は、当然のごとく利益なんて出てないし、少なくとも10年以上は開発のための投資が必要と言われていたのに、それを続けた。
まさに技術の先読みができて、「いずれこの技術で儲けられる時代が来る」って確信ができなければ、こんな投資はできないよ。
今はさ、短期志向の投資ファンドなどの株主から、「いつ、どんな、リターンがあるのか」とか言われて、
技術が分からない経営トップが「選択と集中」とか言い訳して、3年くらいでやめちゃうだろうね。
でもさ、研究開発を始めて、たった3年で利益が出るような簡単な技術なら、どんな企業も真似するよ。そうじゃない技術の
「芽」を見出して事業化しようとする目利きがあるからこそ、差別化ができるんだ。まさに昔のソニーは、ほかの企業なら踏み込まないような
領域の技術開発に挑んで、必ず実用化する気概と忍耐力を持っていたんだ。
冷静に考えてみてよ。井深さんや盛田さんの時代には、トランジスタラジオやウォークマンが出てきて、岩間さんはイメージセンサーの走りを作った。
そして大賀さんはCDなどを世に出した。だけど大賀さんの後のソニーの経営トップはみんな、歴史に残るような製品を何も出せてない。
技術が分からないトップが就任すると、こうなるってことだよ。

142:2016/05/30(月) 23:34:09.87 ID:

>>1
ゲームメーカーにも言えることかも
197:2016/05/31(火) 01:10:37.33 ID:

ウォークマンなんて技術力じゃなくてイメージ戦略で売った商品の典型だし、
>>1みたいな中途半端な人間が技術屋面するから凋落したんだと思う
208:2016/05/31(火) 01:35:47.30 ID:

>>1
この話、短く見積もって15年遅すぎるでしょう
平積みされた出井さんの著書と、テレビに意気揚々と出てくる出井さん見ながら
あーこれはダメになるぞと若手コンサルだった俺も確信していたもんだよ。
会社じゃVAIO買う先輩やベテランにはサポートしてやりながらも毒づいてもいたっけ。
213:2016/05/31(火) 01:50:21.51 ID:

>>1
故スティーブジョブスが神聖視していた
時代のSONYの空気が伝わってきた
4:2016/05/30(月) 21:24:24.17 ID:

金融屋に期待してもムダ。ものづくりを捨てた会社だから
5:2016/05/30(月) 21:24:35.02 ID:

ソニーだけじゃないけどな
6:2016/05/30(月) 21:26:03.35 ID:

社内カンパニー制なんて馬鹿なことやるから
7:2016/05/30(月) 21:26:23.23 ID:

メーカーでトップが文系だと糞になるまで読んだ
8:2016/05/30(月) 21:27:48.54 ID:

Appleに学びなさい。

適当に持ってきた部品にロゴ貼り付けてるレベルなら
ロゴなんない方がマシ。
ソニーならソニーを選ばないとダメな理由がないかりぎ
ソニーはなんてありえない。

83:2016/05/30(月) 22:25:19.41 ID:

>>8
で先生何を作ればいいんですか?
何がアップルに学びなさいだ
9:2016/05/30(月) 21:27:52.86 ID:

一橋卒の証券会社出身が社長就任とか、もう会社の根幹技術が廃れるフラグにしかなってないよな
43:2016/05/30(月) 21:50:21.90 ID:

>>9
うわ、オワコンだな
10:2016/05/30(月) 21:28:25.82 ID:

Xperia見ると本当に無難なモノ作りするようになったなソニー
12:2016/05/30(月) 21:29:40.38 ID:

マーケティングすら知らない懐古主義の爺の戯言だな。お前みたいなやり方で失敗したんだろ。
60:2016/05/30(月) 22:04:40.70 ID:

>>12
今のソニーはマーケティング過剰で独自性を喪っているけどな。
119:2016/05/30(月) 23:06:21.40 ID:

>>12
メーカーが技術に溺れて死ぬなら本望だろ。
今の日本の大企業は、死に場所を失ったゾンビ。
モンスター社員に骨までしゃぶり尽くされて滅ぶ運命。もう死んでる。
17:2016/05/30(月) 21:32:44.83 ID:

ソニーのタイマーは最高だった
18:2016/05/30(月) 21:33:14.81 ID:

ウォークマン開発したのは井深だろ。大曽根は命令通りに作業しただけ。
19:2016/05/30(月) 21:34:34.30 ID:

大賀を持ち上げすぎだと思うぞ。
井深と盛田が敷いたレールがあったからこそ。

「社員の結婚式に出ることが仕事」と言っていい様なポジションだったんだが。
声量なくなって不安定な歌を何度聞かされた事やら。
まあ、そんなんでも出井政権下よりは遙かにマシだったけどな。

元社員より

138:2016/05/30(月) 23:28:03.88 ID:

>>19
ネットのゲートキーパーって実在するん?
25:2016/05/30(月) 21:36:41.50 ID:

関係ない
超人気企業になって無能な高学歴理系取るようになってからなんのイノベーションも起こせなくなった
理系とかくだらん理由にすんな
36:2016/05/30(月) 21:43:23.04 ID:

アップルでさえジョブズなきあとは悲惨だしな
20世紀のソニーは奇跡の企業だったと思うよ
38:2016/05/30(月) 21:45:55.66 ID:

ダイソンが、メーカーは会計士やビジネスマンに会社を乗っ取られたら終わり、
みたいなこと言ってたよな
そのまんま今のソニーに当てはまるよな
64:2016/05/30(月) 22:06:14.62 ID:

傘下のレコード会社に配慮してダウンロード販売を捨てた。

今のSONYを象徴している。

66:2016/05/30(月) 22:10:00.12 ID:

もう電器屋じゃねえだろ金融不動産のソニーだぜ
爺の懐古なんぞ役に立つか
75:2016/05/30(月) 22:15:52.55 ID:

まあ、言ってる内容はわかるけど
副社長のお前は何をやってたのかと…
77:2016/05/30(月) 22:19:01.79 ID:

PSPはiPhoneになれたのに
82:2016/05/30(月) 22:23:29.87 ID:

メカの独自性がなくなったソニーはただの一流半の家電メーカー。
良くも悪くもWALKMANがSONYの音響機器メーカーとしての最高到達点
88:2016/05/30(月) 22:30:21.21 ID:

sonyはちょっと値段下げりゃ売れる
ps4も安くなってから売れるようになった
90:2016/05/30(月) 22:32:28.88 ID:

もうソニーは金融会社なんだから技術なんて不要なんだよ
だから社長は文系じゃないといけないし、短期リターンが営業方針のすべて
95:2016/05/30(月) 22:37:35.93 ID:

ただファイナンスの分野でベンチャーの精神で
効率的なビジネスを築きあげたともいえるんでしょ

管理人コメント:

ホリエモンはSONYを買収し、その後にiPhoneのようなものを作る構想があったそうです。つくづくライブドアショックが悔やまれます。

 

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